不倫の別れ話 — 前編

こんにちは、虹色です。

今日はね、ちょっと重いけど大事な話。
「不倫の別れ話」について、私の経験をそのまま語ろうと思います。

長く付き合ってる人にも、苦しい恋に悩む人にも、心が少しでも震える瞬間があったら嬉しいな。

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目次

終わりを考えた瞬間って、誰にでもくる

辛くて、苦しくて。
ふと「もうやめたい」って思ってしまう夜って、あるよね。

私たちの四半世紀の関係にも、実はそんな時が一度だけあった。

今日は、そのときのこと。

どうにもならない“家庭と恋”のバランス

付き合って、修羅場をくぐって、やっと少し落ち着いてきた頃。
でもね…心は落ち着いてくれなかった。

家庭と恋愛、その間でいつも揺れてた。

子育てもちゃんとしたい。
でも彼との時間も欲しい。

そんな当たり前の気持ちなのに、当時の私たちにはどちらも“簡単”じゃなかった。

何度も話した。
夜通し話した。
でも、今思えばあれは——
答えがない問題を、一生懸命解こうとしてたんだと思う。

心の奥ではずっと思ってた。

彼が「今すぐ家を出ておいで」って言ってくれたら…
私は全部捨てて走っていけるのに。

でも、自分からその言葉は言えなかった。

だって私は知ってる。
母が小さい頃、男の人と家を出たあの日の空気を。

あの痛みを、自分の子どもたちに味わわせたくなかった。

たぶん、彼も同じ気持ちだった。
だから彼も「一緒になろう」とは言えなかった。

限界の瞬間と、静かな別れの言葉

だけどね、限界はそう遠くなかった。

「もう無理だ…」
心の中でそう呟いた瞬間、全部が終わりに向かい始めた。

一緒になれないなら、せめて忘れたい。
そのほうが、まだ楽になれる気がした。

だから私は、彼に言った。

「今は子育てを優先したいの。
だから…別れたい。」

そして、小さな声で続けた。

「子どもが大きくなって、落ち着いたとき。
もし……まだ気持ちが残ってたら、また会いたい。」

彼は私の顔を見なかった。
ただ、小さく「わかったよ」と言った。

その声が、胸に刺さった。

“最後の1ヶ月”は、振り返るだけで胸が痛む時間だった

別れの日は3月31日。
残された1ヶ月で、私たちは「思い出を作ろう」って決めた。

でもね、すぐ気づいたの。

作る必要なんて、全然なかったんだよね。

歩けば思い出の場所ばっかりだった。

告白してくれた場所
初めて抱きしめてくれた公園
一緒に笑って走ったドライブコース
「そのお尻、綺麗だな」って照れながら言った螺旋階段
桜吹雪舞う散歩道
「美味しいね」って笑ったお饅頭屋さん

もう、ぜんぶ私たちが生きてきた証みたいで。

新しい思い出なんて作らなくても、
胸がぎゅっとするほど十分すぎるくらいだった。

だから最後の1ヶ月は、
“思い出づくり”じゃなくて、“思い出を辿る旅”になった。

そして私たちは決めた。

この気持ちを、未来に閉じ込めよう。

お揃いのペンダント。
指輪やネックレス。
UFOキャッチャーのぬいぐるみ。
そして、15年後の私たちへの手紙。

全部をひとつの箱に詰めて、
いつも隠れるように会っていた森へ埋めた。

桜の下で、静かに“ありがとう”を言った日

そして迎えた3月31日。

桜がキレイな場所を選んだ。
花びらが舞って、それが涙のようにも見えた。

お互いに「ありがとう」と言った。
それだけで、もう言葉はいらなかった。

胸の奥で、感謝と愛しさと苦しさが混ざった。

彼の頬にも、涙が落ちていた。

そして——
私たちは別れた。

後編へ続きます。

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